負荷運転とは

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負荷試験とは
火災など有事があった際に、建物に付いているスプリンクラーや屋内消火栓ポンプ、排煙機が発動します。それらの負荷を擬似的に発生させ、万が一の時に非常用発電機が正常に稼働し、消防設備負荷に必要な電力を供給出来ることを確認する点検を、非常用発電機の負荷運転といいます。これは非常時に確実に発電ができるかを判定する、重要な試験です。

自家発電設備がある建物とは

不特定多数の人が出入りし、延べ面積1,000㎡以上の建物では、自家発電設備・蓄電池設備・燃料電池設備のいずれかを設置しなければならない。と、消防法で定められています。(規則第12条第1項第4号)

学校

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病院

病院

介護老人保健施設

介護老人保健施設

百貨店

百貨店

病院

病院

高層ビル

高層ビル

負荷運転の義務とは?

負荷運転の義務とは?

上記で触れたような建物に設置されている自家発電設備は、「定期に点検し、消防所長などへ報告をする必要がある。」(消防法第17条の3の3他)

つまり、スプリンクラーや屋内消火栓ポンプのような非常電源で稼働する消防用設備が、正常に稼働するよう、年に1回の総合点検で消防法の規則に基づき、正常に稼働するかを確認しなければいけません。

負荷運転を怠るとどうなるのか?

負荷運転を怠るとどうなるのか?

負荷運転を怠ると、非常時に発電機が正常に稼働せず、消火活動に支障が出てしまう恐れがあります。

また、法令で定められている点検ですので、「点検報告をしない者、または虚偽の報告をした者は30万円以下の罰金または拘留」(消防法第44条11号)が課せられます。